子供用ちゃんちゃんこの作り方

作り方のポイント

 

ちゃんちゃんこのスタイルは基本的に直線が多いので、衿部分の仕上げを注意してていねいに縫うことができれば、手縫いではなくミシンを使っても上手く作ることができるはずです。

 

厚手の綿入りのものを作る場合はちょっと難しい部分も出てきますが、初心者が手作りする場合は、初めは厚手のフリース素材などを使って作ってみればいいと思います。これでも綿入れ仕様に負けないくらいのボリューム感と防寒性があります。

 

普段使いなれたフリースなら切り替えを入れてカラフルに仕上げるのも簡単で、子供用にはピッタリです。フリースで作る場合は襟の付いていないいわゆるベストタイプのシンプルなスタイルになりますが、布帛生地の場合には持出しの襟が付いているものもあります。

 

「和風」という点では持出しの襟が付いているものの方がそれらしいのですが、作り方がやや複雑になります。

 

シンプル版の作り方ですが、まず表地、裏地を決定して、それぞれの子供サイズの大きさに4角に切ります。4角形なので襟あきの切込みを入れますが、特に首周りのうなじの部分を少し深目にしてカーブをつけるようにしてください。

 

次は生地を中表に重ねて衿あき部分を縫います。この時にあらかじめ用意した紐をはさんで縫います。

 

今度は外表に返し、袖口を覗きながら縫います。両端から真ん中程度を2回に分けて縫うと上手くできます。脇縫いは脇を持ち上げて縫い合わせます。袖との境目は手縫いで、しつけをした方が上手くいくでしょう。

 

次に中表に返して裾部分を返し口を残して縫います。袖や衿の部分は少し無理に押し込むようにして返し口から閉じ、後は端ミシンをかければ出来上がりです。